店舗案内

本店

本店
店名 稲豊園(とうほうえん)
住所 岐阜県高山市朝日町2
電話 0577-32-1008
営業時間 9:00~18:00
定休日 火曜日
クレジットカード

VISA、Mastarcard、JCB、ameican express、Diners、DISCOVER

電子マネー Kitaca:JR北海道
Suica:JR東日本
PASMO:関東私鉄、バス
toICa:JR東海
manaca:名古屋地区私鉄
ICOCA:JR西日本
SUGOCA:JR九州
nimoca:西日本鉄道ほか
はやかけん:福岡市交通局
iD、quickpay、さるぼぼcoin、paypay、Alipay、waon、nanaco、楽天edy

彩菓 なな草

彩菓 なな草
店名 彩菓 なな草
住所 岐阜県高山市上二之町64
電話 0577-36-7793
営業時間 9:00~16:00
定休日 火曜日・水曜日(祝祭日の場合は営業)
クレジットカード VISA、Mastarcard、JCB、ameican express
電子マネー Kitaca:JR北海道
Suica:JR東日本
PASMO:関東私鉄、バス
toICa:JR東海
manaca:名古屋地区私鉄
ICOCA:JR西日本
SUGOCA:JR九州
nimoca:西日本鉄道ほか
はやかけん:福岡市交通局
楽天edy、iD,nanaco、Waon

店主メッセージ

店主:中田専太郎

多くの想いが込められているような、そんな存在感を醸し出したい

雪解けを待つように蕗の薹(ふきのとう)が芽を出し、冷たい川辺には白や黄色の水仙の花が顔を出す。

ようやくと、肌をさする風に暖かいものを感じ、時折上衣を脱ぐころには、桜の花が咲き乱れる。
やがて山の緑がその彩りを濃くすると、生きとし生けるものが活発に動き回り、渓流の水面(みなも)には山女魚(やまめ)が跳ね、林のあちらこちらでは蜩(ひぐらし)の合唱が続き、みんみん蝉や赤とんぼがその夏の終焉を告げる。

晴れ渡った高い空の下では、広々とした稲穂のカーペットが敷かれ、里の豊穣が食卓を豊かにする。
蟋蟀(こおろぎ)が鳴き終わり、雪虫が飛ぶ頃には、つるべ落としのように陽が落ち、枯れ葉の舞いは、すぐに雪景色へと変幻し、長い冬の訪れを覚悟しなければならない・・・。
我々の仕事は、このような四季の移ろいをお菓子に託し、季節毎の味わいを楽しんでいただくことにあります。 それは時には、ねりきりのように色や形で顕されることもあれば、素材や四季折々の味によって顕されることもあります。

いずれにしましても、そのようなお菓子を手にされながら、いち早く季節の訪れを楽しんでもらったり、季節そのものを味わってもらうことで、日々の暮らしにほんの少しの充足感をもたらしたいと考えております。

そのために、手間暇を惜しまずに、素材の持つ特性を引き出したと思いますし、素材そのものも出来るだけ吟味したいとも思っております。
ねりきりのような細工菓子についての考え方ですが、これにつきましては、楽しく接してもらうためには、出来るだけ自分の中に縛りを設けないで、自由なお菓子づくりをしていきたいと考えております。

複雑な技巧を要するものについては、お菓子司として、一生修業しなければなりませんし、まだまだ稚拙でしかありません。
ただ生意気なようですが、いったいどのようなスタンスで自分は臨んで行きたいと志向しているのでしょうか?

・・・例えば、ジャズオーケストラを率いるカウント・ベイシー。勿論技巧的にも優れているのですが、必要な時に、最適な、ごく僅かに響く音のみでピアノを奏でる。そしてそうすることで、楽団をリードしていく。
あるいはマイルス・デイヴィス。無駄な音では飾らないが、予測は不可能。だからといって無秩序なわけではなく、耳には心地よく響く。それに音の無い空間、つまり音と音との間に、濃いメッセージが込められている・・・。

名前を引き合いに出すのもおこがましい程の偉人達ですし、その足下にすら及ばないことは百も承知ですが、お菓子づくりにもそのような、あまり飾り付けはしないながらも、多くの想いが込められているような、そんな存在感を醸し出したいというのが正直なところです。

店主 中田専太郎

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